2013年12月16日星期一

近年から現代の結婚の傾向

近年、日本では、宗教に関係なく、キリスト教の教会で行う教会式、神社で行う神前式、人前式、仏前式などが自由に行われています。結婚の儀式の後、披露宴が行われるため、出席者の便利を図って、大広間が利用できるホテルの宴会場の利用者が多くなっています。


次に多いのが、結婚式場です。


ホテルや結婚式場では、式場側に、ウエディング・プランナーはじめスタッフがいて、結婚式におけるほとんどの用意(装飾、食事、演出、写真、その他)をしてくれるので、式を主催する側には、大変、便利になっています。


このような式場には、神社や教会が出張していて、別室で主に両家の親族や親しい知人が入って、誓いの式が行われます。その後、同じ建物にある宴会場に場所を移して、盛大な披露宴を行います。


このような宴会場は多額の費用が掛かるのと、画一的でセンスが悪い、という若いカップルも増え、親戚縁者だけのシンプルな結婚式をする人も増えています。


 また、レストランや一軒家を借り切ってのパーティー形式の結婚式、披露宴を行うカップルも増えています。




近年から現代の結婚の傾向

近年増えてきた式場のタイプ

結婚式場として最近比較的多く聞かれるようになってきたのが、「レストランウェディング」です。この場所での結婚披露宴、パーティーがなぜ人気が出て来たかというと、まずは高級ホテルを利用するよりも安いという事があげられます。ただし、こちらについては必ずしも最近の実情とは合っていないようです。


もともとレストランウェディングが多く出て来たのは、バブルが崩壊した頃でした。それもあり専門の式場やホテルでの豪勢な結婚式が難しくなったという世相を反映して・・・というのが定番の考え方です。けれども当初はそうした傾向が強かったかもしれませんが、それが一般化するとその分野も成熟していきます。結婚式を行うのに人気があるお店、結婚式が予めコースに組み込まれているお店、あるいは式場が併設されている所など、一口にレストランと言っても実に多彩になっています。


最近レストランウェディングの魅力としてよくあげられるのが、「料理の美味しさ」についてです。もちろんホテルの料理も素晴らしいものですが、やはりその式のためだけに専門の料理を準備する、といった事で支持が高いようです。これに関連しますがレストランの場合は貸切で行える事、自分の好みに合ったお店を選択する幅が増える事なども良くメリットにあげられます。アットホームな雰囲気で行える事も、人気のようです。



近年増えてきた式場のタイプ

ブライダル・スクールってどんな所

前項で、ウエディング・プランナーになるには、資格はいらないけれど、知識は必要だと書きました。その知識を学び、スキルを身に着けられるのが、ブライダル・スクールです。


インターネットで、‘ブライダル・スクール’と検索してみると、無数のスクールがヒットします。それだけ今、ウエディング・プランナーは人気の職業なのです。


大体、どこのスクールでも、講師は現役でウエディング・プランナーとして活躍している人が努めます。フラワー、ドレス、料理、ヘアメイクなど、様々な人がかかわるブライダルの仕事の基礎から学べます。


まずは、今の結婚式のあり方や流行から学びます。相談に来るカップルとの意志の疎通に欠かせない基礎知識です。そして各スクールが独自に作っているカリキュラムで学んでいきます。


通っている人は実にさまざまです。学生さんが将来の職業としてダブルスクールで通っていたり、他のお仕事を持ちながら転職やキュリア・アップを目指し、夜間や休日に通っていたり、主婦の方が手に職をつけたいと通っていたりします。


年齢は関係ありません。最近は晩婚化が進んでいるので相談に来るカップルも年齢がいっている場合も多いので、そういう場合には年配のプランナーを望む事もあるからです。


通える範囲にスクールがない人には、通信講座があります。今はDVDで講座を見られたりネットでやり取りできますから、通学に劣る事はありません。


実際にウエディング・ブランナーにはならなくても、ブライダルについて学ぶうちに、フラワーアレンジメント、ヘアメイク、インテリアなどの学習を通して、様々な専門知識が得られ、一種の花嫁修業ができます。



ブライダル・スクールってどんな所

人気のデザイン、シルエットについて

結婚式にお呼ばれすると、花嫁さんのウェディングドレス姿を目にします。華やかな雰囲気のなかできっと気づくはずです。(このドレスは、前に行った別の結婚式のとは違うね)と。一口にウェディングドレスと言っても、いくつもの種類があります。ここではスタンダードな、あるいは人気があるデザインを紹介していきましょう。


まずは、「Aライン」。これは1950年代に活躍し、現在もディオールブランドの創設者として名高いクリスチャン・ディオールが発表したシルエットラインです。その名の通り、アルファベットの“A”のようにバスト下やウェストから直線的にスカートが広がっていくデザインになっています。このシルエットの良い点は背の高さに関わらず良く似合うと言う事です。また視覚的に背を高く見せる、足をながく見せるといった効果もあります。定番の理由はこのメリットに加えシンプルなドレスという事ですが、最近はカッティングに特徴を出すなどアレンジを加えたものも目立ち、バリエーションが広がっています。


一方人気のシルエットとしては、プリンセスラインのドレスがよくあげられます。こちらの特徴はウェストより上は体にピッタリ、そこから下はフンワリとボリュームを持っていて、花嫁さんをより可愛い印象にしてくれます。



人気のデザイン、シルエットについて

披露宴の女性の服装―洋装

披露宴のドレスは、正装、準礼装、略礼装の三種類があります。披露宴の行われる場所と時間、格式、花嫁・花婿との関係によって、決まってきます。


「平服で」と指定されたら、インフォーマル・ドレスやカクテル・ドレスで。ドレッシーなワンピース、アンサンブルなどで十分です。しかし、あまりカジュアルになり過ぎるのもよくありません。ドレスショップやブティックのお店の人に聞くのが一番です。ネットで調べてもよいでしょう。参考になる画像がたくさんアップされています。


準礼装とは、昼のお式に着るセミアフタヌーンドレス、ドレッシーなワンピースやアンサンブルですが、平服よりは少しフォーマルに。手袋を添えると格が上がります。夜に着るディナードレスは、襟なしで、袖のついたものが基本。


アフタヌーンドレスやイブニングドレスは、格式が高く、主賓、つまり花嫁の場合ぐらいで、参列者は着ません。


参列者が絶対に着てはいけないのは、白一色のドレスです。白は花嫁の色だからです。


黒は、アクセサリーや靴、髪に刺す飾りなどでカラフルなアレンジを加えていれば、問題ありません。しかし、全身、黒一色でまとめるのは、お葬式ファッションですから、NGです。


ドレスでなくてはいけないわけではなく、仕事用という感じがしなければ、パンツスーツでも構いません。


昼の披露宴では、光るアクセサリーはつけてはいけません。逆に、夜は、華やかなアクセサリーでオシャレします。


靴は、ヒールのあるものが基本。また、サンダルやミュールはNGです。




披露宴の女性の服装―洋装

振袖の歴史は江戸時代にさかのぼります

現在の振袖の起源は、江戸時代です。


振袖の元になったのは、振八つ口の開いた子供用の小袖でした。子供の小袖は、中世の時代は体温を逃がすために、振りの八つ口を開けていたのです。それに対して、大人の小袖は、袂が短いのが古くからの形でした。


時代の変遷により平和な時代が訪れると、一般民衆が身づくろいをするようになり、普段着以外の正装や晴れ着が現れました。


江戸時代前期から、若い女性が着る正装の着物の袖丈が徐々に長くなっていきました。元禄時代(1688年~1703年)には、袖丈は、55cmから95cmくらいだったのが、江戸末期(1867年まで)には、袖丈は、95cmから122cm位になったと言われます。


明治以降は未婚女性の華やかな正装として定着していきました。


現代では、振袖を着る機会として最もポピュラーなのは、成人式。それに次いで、結婚式の披露宴です。



振袖の歴史は江戸時代にさかのぼります

パニエの歴史を見てみよう

パニエの歴史は古く、始まりは18世紀のヨーロッパに遡ります。当時の婦人たちが、スカートを広げるために履かれていた腰回りの枠スタイルのアンダースカートを起源とします。はじめは、鯨の骨や木材、藤といったものを使って作られていたため、大変重く、形も円錐のようなものをしていたようです。そのために、お城や貴族の館などは、この婦人たちが出入りするために広いドアでなければなりませんでした。また、ほとんどの椅子もこの婦人たちが座れるように長椅子でした。


イギリスでヴィクトリア女王が即位したぐらいから、金属製のフープが使われるようになったことから、クリノリンスカートと呼ばれるウエストから裾に向けて円錐形に広がったスカートが流行します。重さが軽くなったことから、婦人たちの活動範囲も増えました。しかし、自分でスカートの大きさがわからずに事故が多発していたようです。なんと大きなものでは6メートルものパニエもあったそうです。


現在のパニエは、ハードチュールと呼ばれる固いチュールレースやフリルレースを重ねて広げたものが多いのですが、大きく見せたいドレスなどの場合には、柔らかなワイヤー入りのパニエも使われます。昔と比べれば不自由さは雲泥の差ですが、少なくとも周りには少し注意しなければなりませんね。



パニエの歴史を見てみよう